ココアにもコーヒーにようにカフェインが含まれています。
妊娠中などはカフェインに注意が必要ですよね。
この記事でわかることがこちら。
- ココアのカフェイン含有量は多い?
- ココアのカフェインにはどんな効果効能がある?
- ココアとコーヒーのカフェイン量を比較
- 眠い時のカフェイン利用法
- 妊娠中、生理中はどっちが良い?
- 子供とカフェインの関係
カフェインは体にとって悪影響な場合もありますが、健康面やリラックス効果などもありメリットも多いのです。
美味しいコーヒーやココアで、カフェインの健康効果を利用できたら嬉しいですね!
コーヒーだけじゃなくココアにも「カフェイン」が入っている!
「カフェイン」といえばコーヒーの特徴的な含有成分というイメージが強いですよね。
しかし、ココアにもカフェインは含まれており、コーヒーとは含有量や効き目が違います。
「カフェイン」はたくさんの健康効果があります。
- コーヒーが飲めない方
- コーヒーよりココアが好きな方
- 妊婦さん
- お子さん
など、『ココア』ならカフェイン量がとても少ないのでおすすめです。
コーヒーとココアのカフェイン量を比較
コーヒーとココアのカフェイン含有量はどのくらい違うのでしょうか?
コーヒーとココアのカフェイン含有量
コーヒーとココアのカフェイン量を比べてみました。
カップ1杯分のカフェイン含有量になります。(ココアは2種類調査)
インスタントコーヒー(2g) | 60mg |
---|---|
ピュアココア (5g) |
10mg |
ミルクココア (12g) |
微量 |
コーヒーに比べてココアのカフェイン量は微量であることがわかりました。
ちなみに、ココアパウダーには
- 甘い“ミルクココア(調整ココア)”
- 甘くない“ピュアココア(純ココア)”
の2種類があります。
コーヒーとココアを混ぜた美味しいレシピはコチラ↓
コーヒーとココアの違いまとめ
コーヒーとココアは似ているようで微妙な点で違いいくつかあります。
こちらの記事でご紹介しています↓
1日に摂ってよいカフェイン量
カップ1杯のカフェイン量がわかりましたが、1日に摂ってよいカフェイン量の上限はどのくらいでしょうか?
こちらの情報を紹介します。
欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)は、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量について、成人では1日400mg未満に抑え、1回の摂取量が200mgを超えないようにするべきとする提言を発表した。
*引用元:カフェインの過剰摂取に注意
1日400mgが上限量ということ。
これはコーヒーなら1日4~5杯となります。
ピュアココア(純ココア)なら1日25杯以上となるので、ココアは上限量を超えて飲みすぎることはないと言えるでしょう。
また、妊娠中の女性は1日200mg未満を推奨されており、これはコーヒーであれば1日2杯に相当します。
絶対飲んではいけないとはされていませんが、控えておいたほうが無難ですね。
詳しくはこちら(妊娠中はコーヒーよりココアがおすすめ)で紹介しています。
「コーヒー紅茶ココア緑茶」のカフェイン量を比較
カフェインは紅茶や緑茶にも含まれています。
カフェインは、コーヒー豆、茶葉、
カカオ豆、ガラナなどに含まれている
食品成分の一つで、これらを原料につ
くられたコーヒーやお茶などの飲料に
多く含まれています
*引用元:食品のカフェインについて
コーヒーやココアを紅茶や緑茶と比べるとカフェイン量はどう違うのでしょうか?
コーヒー(ドリップするレギュラーコーヒーとインスタントコーヒー)・紅茶・ココアの4種類で、カフェイン含有量を比較してみました。
コーヒー・紅茶・ココア・緑茶・ウーロン茶のカフェイン量を比較
コーヒーと紅茶とココアに加えて、緑茶(玉露・煎茶)やウーロン茶のカフェイン量も比較してみました。
飲料 | カフェイン量(100ml当り) | 作り方 |
---|---|---|
レギュラーコーヒー | 約60mg | コーヒー豆の粉末10gを熱湯150mlで浸出 |
インスタントコーヒー | 約60mg | インスタントコーヒー粉末2gを熱湯140mlに溶かす |
紅茶 | 約30mg | 茶葉5gに熱湯360mlを加え1.5~4分浸出 |
ココア | 約10mg | 純ココア粉末5gを熱湯150mlで溶かす |
玉露 | 約160mg | 茶葉10gに60℃の湯60mlを加え2.5分浸出 |
煎茶 | 約20mg | 茶葉10gに90℃の湯430mlを加え1分浸出 |
ウーロン茶 | 約20mg | 茶葉15gに90℃の湯650mlを加え0.5分浸出 |
なんと!一番カフェイン量が多かったのは「玉露」でした。次がコーヒーです。
玉露を飲むことはほとんどありませんので、手軽に飲めるコーヒーでカフェインを摂取した方が手軽です。
カフェインの効果・効能は?
カフェインは植物由来成分「アルカロイド」の一種で、中枢神経を興奮させてる働きがあります。
そのためカフェイン飲料を飲むと、仕事中や勉強中など頭がスッキリして集中力が上がるという効果が期待できるのです。
他にも利尿作用や解熱鎮痛作用もあり、医薬品に配合されていたりします。
- 興奮作用
- 覚醒作用
- 眠気覚まし
- 集中力の向上
- 心臓の働きを強化
- 脈拍を増加
- 解熱鎮痛作用
- 頭痛を抑える
- 尿量の増加
- 認知症の発症リスク低減
ただし、妊娠中や幼児など大量に摂取するとリスクがあるので注意が必要です。
カフェインの眠気覚まし効果!どっちをいつ飲む
カフェインには覚醒作用・興奮作用があるので、寝る前飲むと眠れなくなってしまいます。
逆に仕事中や運転中など、昼間の眠たくなった時の対策には「カフェイン」が最適です。
集中力も高まりますよ。
眠い時にはコーヒーorココア
眠気覚ましという目的なら、カフェイン量の多い「コーヒー」を飲むと良いですね。
特にミルクココアには微量のカフェインしか含まれていないので覚醒効果などは期待できません。
夜に飲むならコーヒーとココアどっちがおすすめ?
コーヒーを夜飲むと、覚醒作用があるので不眠になる可能性があります。
今から寝るという時は『ココア』がおすすめです。
さらにココアには、テオブロミンやカカオポリフェノールの効果で血管が拡張するので、体がぽかぽかと温まり気持ちよく眠ることができます。
ホットココアドリンクの作り方
ピュアココア(純ココア)で作る”ホットドリンク”がパッケージに書かれていました。
ココアとコーヒー朝飲むならどっちがおすすめ?
朝は目が覚めるように「カフェイン」の多いコーヒーがおすすめです。
ですが栄養価の高いココアもおすすめ!
朝に飲むドリンクは、その時の気分や目的によって選ぶといいでしょう。
ココアとコーヒーを混ぜたカフェモカも簡単に作れますよ。
カフェイン健康への注意点(胃・妊婦・子供への影響)
カフェインの影響は個人的に違ってくるので摂取上限量は決まっていません。
しかし、カフェインの作用で注意が必要な場合がありますのでまとめました。
【関連記事】コーヒーとココアの健康効果
コーヒーとココア「胃」への影響
コーヒーには胃酸の分泌を促進する作用があります。逆流性食道炎や胃炎のある方は、コーヒーを食前に飲むと「胸やけや胃の痛み」の原因になるのでご注意ください。
胃が弱いけどコーヒーを飲みたい方は、コーヒーに植物性脂肪の「豆乳」を混ぜると胃粘膜を保護するのでおすすめです。
一方のココアには、抗菌効果によって胃のピロリ菌を抑制するという報告があります。
試験の結果、紅茶、ウーロン茶、ココアが高い効果を有していましたが、ココアが最も少ない添加量でピロリ菌の接着を阻害し、ピロリ菌の胃上皮細胞への付着抑制効果が最も高いことが分りました。
*情報引用元:ココアのピロリ菌殺菌効果
生理中はコーヒーよりココアがおすすめ
ココアには血管を拡張させる効果のある「ポリフェノール」が、血流を良くして体の冷えも改善してくれます。
また、生理によって失われやすいミネラルの鉄分も含むので、貧血予防にも効果的。
栄養価も高いので生理中にココアは特に最適な飲み物です。
カフェイン量もコーヒーや紅茶と比べてごくわずかなので夜でも安心して飲むことができます。
妊娠中はコーヒーよりココアがおすすめ
世界保健機構(WHO)は、カフェインの胎児への影響はまだ確定していないものの、取りすぎると出生時に低体重となるリスクなどがあることから、妊婦に対しコーヒーを1日カップで3~4杯にするよう呼びかけています。
禁止ではありませんが、妊娠中はコーヒーより栄養価や健康効果の高い「ココア」に代えるのもいいかもしれません。
ただしミルクココアなどは甘いので糖分には気をつけて。
【関連記事】ココアコーヒーのダイエット効果
子どもへのカフェインの影響
コーヒーは苦味もあり子どもが好む飲み物ではありませんし、カフェインの影響もあります。
子どもは大人よりもカフェインの作用が強く受けてしまいます。(覚醒作用、興奮作用、胃酸の分泌、利尿作用など)
10歳以下の子どもさんは、コーヒーよりもカフェインが微量しか含まれていないココアが安心です。
まとめ・ココアとコーヒーのカフェイン
コーヒーとココアで比べると断然コーヒーの方がカフェイン量は多く含まれています。
コーヒーに多いカフェインには覚醒効果や興奮効果があり、眠い時や集中したい時におすすめです。
ただし、胃が弱い方や、妊娠中や生理中、そして10歳未満の子供さんの場合にはカフェインが多いコーヒーよりも、栄養価の高いココアがよいでしょう。
どちらも効能の多い飲み物なので、目的や体調に合わせて美味しく健康的に取り入れたいですね。
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