「コーヒーの木」葉焼けの原因と対策
【葉が茶色に枯れてきたなら】
コーヒーの木は葉のとがった先端部分(葉先)や、葉っぱ全体が茶色く枯れてくることがあります。
売ってあるコーヒーの木の販売品の中にもあるほど多い障害です。
インテリアとしての見た目だけでなく、長く楽しむためにも、コーヒーの木の「葉焼け」を防ぐ育て方と、葉が茶色くなる原因を知っておきましょう。
「コーヒーの木」葉焼けと葉が茶色に枯れる現象の違い
コーヒーの木を育てていると、一番多いトラブルは「葉先が茶色く枯れてくる」ことではないでしょうか。
私がコーヒーの木の苗を園芸店や100均で購入した時も、すでに葉の一部が枯れていました。
「葉焼け」と「葉が茶色に枯れる」違い
葉先が茶色になる現象を「葉焼け」というわけではありません。
「「葉焼け」と「葉が茶色くなる」ことはまったく違う現象(理由)なのです。
葉焼け | 夏場など、直射日光を当てすぎると起こる。 まず葉が白茶けてきて、その後に茶色くなってくる。 |
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葉が茶色く枯れる | 育て方や置き場所などいろんな原因があり起こる |
この両方について原因と対策を以下にご紹介します。
葉が茶色いコーヒーの木を購入しても育つ
園芸店(ホームセンター)や100均に販売されているコーヒーの木をよく見ると、葉っぱの一部が茶色くなっていることがよくあります。
しかし、他の葉っぱは元気で艶やハリがあり、枝もまっすぐに伸びているなら、購入して管理よく育てれば枯れることはありません。
こちらの対策方法を実践してみてください。
「コーヒーの木」葉焼けの(葉が茶色に枯れる)原因
コーヒーの木はよく葉先が茶色く枯れることがあります。
原因は1つではなく、以下のようないくつかの原因が上げられます。
原因①直射日光(置き場所)
室外はもちろん、室内のインテリアとして飾る時も、コーヒーの木を直射日光に当て続けると「葉焼け」を起こします。
葉焼けとは人間が“日焼け”をするようなものです。
世界的なコーヒーの産地である亜熱帯地方でさえ、コーヒーの木が直射日光に当たらないように、日陰になる木を近くに植えて強い日光の刺激を遮ります。
また、暗い場所に置いてある株を急に日光がよく当たる場所に置くと、葉が茶色くなって枯れる葉焼けを起こすので注意してください。
原因②温度管理
コーヒーの木を寒い季節(冬場)に室外に置いていたり、室内でも窓際に置いておくと、葉が枯れてきます。
温度が低すぎるからです。
コーヒーの木の原産地は赤道付近の熱帯地方で、日本の冬場などは温度が低すぎて生育環境に適していません。
例えば私も、冬場にお風呂場の窓際にコーヒーの木を置いていたら一晩で3~4枚の葉が茶色になってしまいました。
原因③育て方(水やり)
土に水分がなくカラカラに乾燥していると、葉っぱが枯れて茶色くなってきます。
しかし新芽が出ているならまだ管理が良好な状態だと言えます。
原因④育て方(植え替え)
生長したコーヒーの木が根詰まりを起こしていると、葉が茶色くなっていきます。
鉢底を見て、水抜き穴から根っこが出てきていたら根詰まりを起こしている可能性があります。
一回り大きめの植木鉢に植え替えをしましょう。
原因⑤害虫
コーヒーの木には「カイガラムシ」や「ハダニ」などの害虫がつきます。
害虫がつくと葉の栄養分が吸収され枯れていきます。
害虫対策はこちら
置き場所 | ときどき風が通る場所に置く。 |
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カイガラムシ | 貝殻のような虫が茎につく。歯ブラシで落とす。 |
ハダニ | 霧吹きでときどきスプレーする(シリンジ) ハダニが発生したら、専用の殺虫殺菌剤を散布する。 |
「コーヒーの木」葉焼け(葉が茶色に枯れる)対策
一度葉が茶色くなったものは元に戻りません。
枯れた葉っぱを取り除く(カットする)か、枝を剪定して切り戻しをしましょう。
以下には「葉が茶色くならない」育て方・管理方法をご紹介します。
対策①日当たり(置き場所)
室外なら遮光ネットをします。
室内なら夏~秋は窓際の直射日光を避けてください。
レースカーテン越し程度の日光なら大丈夫ですが、温度が高すぎないことにも注意が必要です。
逆にトイレの中など日光が全く当たらない場所に置いていると、光合成ができず栄養分が作れません。(日照不足)
適度に置き場所を移動させて、日光に当てましょう。
対策②寒さ対策(温度管理)
冬場は温度が下がりコーヒーの木の生育環境に適しておらず、枯れやすくなります。
秋~冬になったら、屋外に出していたコーヒーの木は室内に入れましょう。
室内であっても、夜間や朝方冷え込む窓際は避け、窓から少し離れた場所に置きます。
葉っぱの状態をこまめに観察し、冬場に茶色く枯れてきたら、すぐにもっと温かい置き場所に移動させましょう。
対策③育て方(水やり)
葉先が枯れてきたら「水やりが足りていない」というサインです。
しかし「水やりしすぎ」も枯れる原因です。
夏場は毎日むやみに水やりするのではなく、表面が乾燥してきたらたっぷり水やりをします。
冬場は水やりによって低温状態になってしまうので特に注意が必要で、1週間に1回程度、様子を見て水やりをしてください。
対策④育て方(植え替え)
鉢底を見て、根っこが少し出ていたり、長く植え替えをしていない場合は植え替えをしましょう。
鉢の大きさは、コーヒーの木に合ったサイズにします。
大きすぎる鉢に植え枯れるとかえって枯れてしまうことがあります。
今より一回り大きい鉢に、1~2年に一回、春ごろに植え替えをしましょう。
対策⑤切り戻し剪定(葉を落とす)
枯れている葉が1~2枚であれば、その葉だけ取り除くといいです。
大部分の葉が茶色く枯れてきた場合、思い切って枝を切るという「切り戻し・剪定」を行う方法もあります。
新しい新芽が生えてきて、綺麗な葉っぱが蘇ってきます。
まとめ・コーヒーの木の葉焼け
「葉焼け」と「葉が茶色くなる」対策をまとめました。
「葉焼け」の対策法 | 夏場に直射日光に当て続けない。 |
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「葉が茶色くなる」の対策法 |
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コーヒーの木の葉が垂れてきたときの解説法はこちらです。
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